かつては自然環境の破壊や地上げなど、悪のイメージさえついていた不動産開発業界。しかし、今はそのような時代ではありません。弊社の歩みを振り返ったとき、この仕事の意義は「社会に必要な器をつくり、その器を永く維持活用すること」であること、そして最終的にどうしても不要になった際には解体し、「土地に還す」こと。私たちはこれらの資源を活かし再生していく、持続型環境共生が使命なのだという考えに至りました。
KSグループホールディングスはこのような社会環境の中で、不動産(土地と建物)の6次産業型循環開発で再生を行い「無駄を価値に換える」ことを目標に据えています。私たちはこのビジネスモデルにより、空き家等の社会問題解決に貢献し、都市部・地方、双方のお役に立つ、サーキュラーリアルエステートカンパニー(循環型不動産会社)になることを目指します。
企画立案から物件買取、再生、売買、仲介、事業運営まで一気通貫で手がけ、新たな価値を創造し、いずれは自然に返す。この循環によって不動産の再生モデルをつくっていきたいと考えています。
不動産とは何か?その最もシンプルな答えは「土地と建物の組み合わせ」だと考えています。土地には「場」の力があります。マンションに相応しい場もあれば、店舗に相応しい場もある。そして建物の種類、用途、デザインは無限です。
KSグループはデベロッパー+コンストラクションの総合グループであり、場の企画開発から建設、管理、運営に至るまで、グループ内ですべてが循環し完結できます。この強みを活かせば、まちの中に必要なあらゆる「場」を生み出すことができます。
考え方と行動力次第で、まちに必要なことが何でもできる。それが不動産業の魅力であり、同時に使命でもあります。
私たちが掲げるミッション「クリエイティブ再生」。これは単に建物のデザインを新しくするといった狭義の意味にとどまりません。人々が暮らし、集う「場」を再生するという観点に広げること、そしてこの土地に必要なものは何か、今の社会に必要なものは何かを見据え、「まちの機能を再生し続ける」という思いが込められています。建設・建築だけでなく、建物を維持する管理業務も、まちの機能の再生をするための重要な使命です。そしてこれらすべての行動が、自然環境に配慮した行動でなければなりません。
建設も建物管理も、すべては価値の再生です。私たちは特定のジャンルにとらわれず、まちを形成する様々な器を創造し、地球と共に生きるグループでありたいと考えています。
Social Issue
空き家が急増する現代に、
住み続けられるまちづくりを。
人口減少により、空き家やマンション空室、空きビルが急増しています。2033年には空き家は2150万戸にふくれ上がり、空き家率は30.2%まで上昇すると予測されています。3軒に1軒が空き家となろうとしている現状の中、使い捨てのように新築住宅ばかりを建て続けるわけにはいきません。
従来、分譲マンション等に力をいれてきた当社も中古再生へと転換しています。古いマンションや古民家を買い取り、Reborn=美しく生まれ変わらせる。古いものを再生していかに使いやすくするか?どのような用途にするか?すべては「住み続けられるまちづくり」のために必要な活動です。