谷町6丁目駅から徒歩約3分の場所にあった、約80坪・築100年の長屋。このあたりは大阪大空襲を受けていないエリアであり、古い建物が残っている地域でした。
賃貸ニーズが高い地域であるため、当初は賃貸マンションとして新築する予定で物件を購入。しかしその後、建物を内覧していた弊社代表が、建物の趣きの良さに着眼し「解体するのはもったいない。この建物をそのまま使おう」と発案しました。実際に古民家を再利用できるようリノベーションした物件は人気が高く、SDGs等現代に重要な価値観にも合致すると考えたためです。
古民家再生事業として進め、1F・2Fを縦に3つに分けたメゾネット形式でテナント募集することを想定し、改修工事を行いました。幸い、この建物を利用したいと申し出てくださる事業者様がすぐに見つかり、結果としてワインと創作料理の飲食店、民泊、アンティークショップの3件のお店に入居いただくこととなりました。
この建物は長い年月の中で何度も改修が繰り返されていました。その都度継ぎ足された様々な資材がありましたが、今回の改修では「100年前の資材のみを残す」ことをコンセプトに改修しています。もちろん、耐震など安全性のため、鉄骨等で補強する対処はしていますが、間取りや構造などは変更せずそのまま活用しています。
古民家の再生は新築と大きく異なり、設計図通りにいかない面が多々あります。それをその都度現場で判断していかなければなりません。KSグループが培ってきた情報ネットワークとコンストラクション・マネジメント、そして古民家再生のノウハウにより、古民家の価値を失わず再生した事例です。